何だかんだでQ博へ
日曜日に出かけて来ましたよ。
噂の興福寺展へ(「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」)

でもねぇ〜、想像はしていたし、覚悟もあったんだが
阿修羅クンとのご対面よりも、あまりの列の長さと、人の多さに
人ごみに弱いうっかりは、それだけで瞼が垂れるのであった。

しかも、しかもですよ
阿修羅像の前には何重もの人の列…っつーか、列?
彼を取り囲んで、みなさんじっと見つめているのですね。
まぁ、これは当たり前なんでヨシとする。

でも、ガックシ度が上がったのが、係員の人が列を動かす為か
“すみません、右に10歩動いてくださ〜〜い、はい、い〜〜〜ちぃ〜〜^、にぃ〜〜いイイイ”と
叫んではいないけど、ハッキリとした覚悟のある声で
数字を数えるのです。

そこはさぁ、やはり神との対峙の場なので、ちょこっとそっとしておいて欲しい。
周辺の事情は理解できるけど、せっかく入ったのに
彼の悩ましい眉毛を堪能できないのよ。

“うっかり、よく来てくれたね、遅かったじゃん”←阿修羅クン、ココロの声
“ごめん、ちょっと忙しくって、うっふん”←うっかり、煩悩の声
二人の愛が始まろうか…と、その時、背後から聞こえる

“は〜〜〜い、もう少しですよぉ、さぁぁぁん、しぃぃぃぃ〜〜〜、ごぉぉぉ〜〜〜〜”

百年の恋が消える瞬間である。

八部衆は、割合ゆっくり対峙できた。
後ろ姿がほれぼれするくらいかっこいぃんだよ。
ヘビ次郎(沙羯羅)。
そこそこに大きいし、彼の眉毛にもキュンとくるのであった。

元々はダークサイドにいた彼ら、潤いのある眼差しやキュッと閉じた唇は
覚悟を決めた顔にも見える。
「アンニュイ」って言葉が似合う仏像たちも珍しいよね。

キラキラ輝く太陽や、青白い月光の光とかで照らされるのでなく
暗闇の中で、善と悪の間に立って、いつも悩んでいる。
そのアンニュイさに、世の女子はメロメロになるのでしょう。

期間中に後一回は行くつもり。
こんどこそ、ワタクシの告白を受け取ってもらわなくては。

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悩ましい眼差しは、同じポーズに疑問を持っているから。

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今回は四階の平常展の方が満足でした。
曽我蕭白の屏風絵があったのだ。
銀箔に描かれた子供たち、ちょっと怖いけど、酸化する前の銀はキラキラしていて
でも華やかなキラキラでなく、じんわりキラキラで
あの狂気のコドモ眼差しが、和らいだんじゃないかなぁ。
コレを見ただけでも、今回は満足だった。
阿修羅クンは、満足とは言いがたい時間だったので、
やっぱり四階はいいなぁ〜〜、と、再確認したのであった。

屏風の中のコドモはちょっと怖い。
私の後ろから歩いてきたカップルは、“イヤン、イヤン、コレ怖いから素通りしよう”だと。

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食わず嫌いはいけないよ。